福音を伝えることが、幸福になる秘訣 使徒11:19~26

 マリー・カレンダーズのパイは毎年10月に半額で売り出します。ダブルクリーム・ブルーベリーパイとか、チョコレートパイなど私は大好きなので、最後のチャンス10月31日にも買いに行きました。この情報を誰にでも教えてあげたいな。

 幸せになりたいなら、あなたが持っている最も価値ある情報を人に伝えることです。

1、伝道するのは苦手という人の理由

 伝道するのは苦手というクリスチャンが多い。その主な理由は以下の通りです。あなたはいくつチェックが入りますか。

 □ 伝道できるような霊的コンディションにない
 □ 立派なクリスチャンになっていない
 □ 問題を抱えている
 □ 口べただから
 □ 自分は牧師ではないし、専門の勉強もしてない

 伝道にふさわしい理想的コンディションなど、死ぬまで来ないと私は思います。

2、アンテオケで起きたこと

 アンテオケは地中海から24キロ内陸にある交易で栄えた町。当時のローマ帝国では、ローマ、アレキサンドリアに続く第三の町として繁栄、人口は50万とも言われている。
 主イエスの復活から数年後、熱心な信者の一人ステパノがエルサレムで殺害され、これをきっかけに猛烈な迫害が起こりました。多くのクリスチャンは難を避けるために付近の町へと逃げ出しました。アンテオケはエルサレムから距離にしてざっと300マイル以上北にあり、東京―大阪間より遠いことになります。ユダヤの人からみれば外国です。

 「ところが、その中にキプロス人とクレネ人が幾人かいて、アンテオケに来てからはギリシア人にも語りかけ、主イエスのことを宣べ伝えた。そして、主の御手が彼らとともにあったので、大ぜいの人が信じて主に立ち返った。」(使徒11:20~21)

 キプロス人とクレネ人がギリシア人に伝道し始めると、多くの人がイエスさまを信じました。彼らは、家や仕事や家族を失い、体一つで逃げてきた難民クリスチャン。彼らが持っていた唯一の宝、それが主イエスの福音だ。
 第2コリント4:5、7でパウロも言っているように、伝道は自分の優秀さを語るのではなく主イエスを語ることだ。土の器の中にある宝を伝えることだ。それなら、あなたにもできるはずだ。

 私の経験から言うなら、伝道の熱意を持つクリスチャンのそばにいることが秘訣だと思うのです。仲間と祈り合うとき伝道の思いは強くなります。使徒4:23~24、29~31を見てください。ペテロたちは、官憲に釈放された後に教会の仲間と祈りましたが、さらに伝道が広まるようにとの熱い祈りをし、実際に多くの人が救われていきました。

3、福音を伝えようとすると何が起きるか

 伝道できるコンディションになるのを待つのでなく、<伝道したい>という基本姿勢を持つことが、大事なのです。伝道を真面目に考え、祈り始めるとき、あなたは幸せになっているのです。そういう人は以下のような状態になっていることに気づくでしょう。

・霊的に整えられる
・希望や祈りが生まれる
・聖書がリアルに響いてくる
・あなたの愛が育つ
・聖霊の助けに気づく
・主イエスが身近になる
 
 1950年ころ、ウィリーという名の女子高校生がLAにいました。ハンティントン・パークに近いベル高校の学生でしたが、高校生の仲間にイエスさまのことを伝えたいと真剣に祈りました。そして、友達に福音を伝え始めたのです。救われた仲間と毎朝祈りました。その結果多く人がクリスチャンになりました。ある日、突然校長先生に呼び出されました。あなたが学内の多くの人主イエスを伝えたことにより、学校の雰囲気が良くなりました。授業をさぼる学生が劇的に減少しました。卒業式では、代表の一人としてスピーチして欲しいと頼まれました。その後も主のために証しを続け、現在もラジオで主イエスのことを語り続けている、ウィリー・ジューダンという人の若き日の話です。

 1951年、ビルという30歳の男性はUCLAのキャンパスにいました。大学生に伝道したいという強い思いが神から与えられました。大学生に声をかけ主イエスを紹介しました。その年、250人以上の人がイエスさまを信じました。ビルが考案し、ノートに書きながら伝道した『4つの法則』が用いられたのです。
この働きは現在世界の190の国で働きが広まり、2700人のフルタイムスタッフが働いています。この人がキャンパス・クルセードを創設したビル・ブライトです。

 さあ、あなたの番です。今週、主イエスの福音を必要としている人に出会わせて下さいと祈りましょう。そして、聖霊の助けを頂いて、イエスさまを紹介しましょう。そのとき、あなたは、自分が幸せになっていることに気づきます。
あなたの持ち物や地位やお金や健康やその他、幸せに必要と思えるものすべて失っても、あなたには人に分けることのできる価値あるものを持っています。主イエスの福音です。

 あなたは誰に、あるいはどんな年齢層の人に福音を伝えたいですか。

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「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(第2テモテ4:2)