キリストをかしらとして  エペソ1:20~23

1、神の力は生きて働く

 パウロは、霊的祝福について言及した後、自然に祈り出し、いつのまにか主イエスの栄光をたたえました。

 私たちは神の偉大な力を知らずに生きてきました。けれども、主イエスの十字架と復活に目をとめるなら、神の力を疑うことができなくなります。
 
「神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ……」(エペソ1:20)

 この神の力が、あなたの中にも表れると信じますか。神の偉大な力はあなたの体に働き身体を健康にします。あなたの問題に働き解決を与えてくれます。神の偉大な力を今週体験してください。


2、キリストはすべての主

 キリストは罪からの救い主ですが、それだけではありません。すべての権力の上に君臨するまことの王、支配者です。

 「また、神は、いっさいのものをキリストの足の下に従わせ……」(エペソ1:22)

 私たちは、地上の権力に服従して生きています。先週日本に短期間戻りましたが、駅のエスカレーターの左側に乗る日本人を見て奇異に感じました。大勢の人が下に溢れているのに片側一人しか乗りません。右側は、急いで走る人のために開けています。(大阪は右側に並ぶようですが)ヤクザでも左側に乗るのでしょうか。

 キリストは死からよみがえり、本来持っておられた栄光の姿になられました。私たちがその姿を直接見ることができれば、言葉を失い、ただひれ伏すことでしょう。キリストは、地上の警察権力の上に君臨されています。大統領の権力よりも上に位置します。

 私たちは、世界の王、まことの神である主イエスに栄光をささげ心から礼拝をささげましょう。


3、教会はキリストのからだ     

 「教会はキリストのからだであり……」(エペソ1:23)

 世界の王であるキリストが、教会のかしらになられたのです。教会は、キリストを頭とする体です。教会はそのことを誇るのではなく、キリストのからだとして行動することが求められています。

 キリストが今、あなたの家庭に、あなたの会社に、あなたのコミュニティーに生きておられるなら何をするでしょう。それを実現するのが教会です。頭であるキリストの願いを実現するので、キリストの体なのです。

 あなたもキリストのみこころを、家庭で、会社で、世界で実現しましょう。そのとき、神の偉大な力をあなたは体験することができます。

 先週、娘と一緒に日本に行きました。娘はあるアイドル・グループが大好きで、滞在中に国立競技場で行われたコンサートに行きたかったのです。残念ながらチケットは購入できず、ポスターなどの購入のため炎天下3時間以上列に並びました。私は、娘の役に立ちたいと、「余ったチケットを娘にゆずってください」と書いた紙をかかげて4時間駅前に立ちました。Tシャツにはメッセージを書きこみました。私は何万人という人に笑われました。娘のためなら笑われても平気でした。
 この時私は、十字架につけられ、人々にののしられた主イエスのことを考えていました。人々の救いのためなら、人に笑われても構わない。罪のゆるしのためなら、鞭打たれても、命を取られても構わない。

 主イエスは、十字架で死に、よみがえり、神の右に座しておられます。主イエスに表された神の力が今、あなたにの内にも働きます。
 キリストの体の一部としてキリストの願いを今週実現していきましょう。